お母さん、どんな言葉を子どもにかけてますか?

 

「子どもとけんかばかりしています」
「毎日毎日注意してばかりで、子育ていやになりました」
「何を言っても言うことを聞かないんです」

お母さんがたからそんな言葉をよく聞きます。

子育ての方法は学校では教えてくれませんし、悩んでいるお母さんも多いと思います。

おかあさんの言葉かけの上手、下手で子育てにかなりの違いがでてくるように思います。

お母さんには子どもにこうなってほしいという希望があります。
でも、たいていは思っているように子どもは育ちません。

するとお母さんは、子どもを頭ごなしに叱ったり、自分が理想と思っている方向へ子どもを動かそうとして、いつも命令口調になったりします。

子どもは「またか」と思い、だまってしまうか、あるいは反抗したりするようになります。

うまくいっていない親子は、親が一方的に子どもに言葉をかけていることが多いように思います。
その結果、子どもから思わぬ反撃の言葉を受け、ますます声を荒げてしまうことになるのです。

でも、よく会話がはずんでとても楽しそうな親子はたいていの場合、親が聞き役で相槌を打っている程度です。

子どもの話をしっかりと聞いてあげているのです。
そして、子どもの気持ちに共感し、理解しています。

親は口を開く前に、まず子どもの話しに耳を傾けることが大切です。
そして、聞いている時に、つい注意をしたり、責めたりしたくなるものですが、とにかくぐっとがまんして子どもの心情を理解するように努めるのです。

これはとても難しいことだとは思いますが、このように接していくと、子どもは親に心を開き、何でも話してくれるようになります。そして、心が安定し、勉強にも身が入るようになるのです。

まず、子どもの話をじっくり聞いてあげましょう。
そして、批判したり、注意したりするのではなく、まずは理解を示しましょう。

それだけで格段に子どもとのコミュニケーションが楽しくなり、穏やかに語って躾(しつけ)をすることができるようになるのです。

子育ては、結局は自分の未熟さを知るいいチャンスでもあります。
そして、とても大きな勉強の機会でもあります。
親だからといって、完璧ではありません。

ゆったりかまえて、おおらかに、どうしたら子どもと楽しく語らい生活できるかを工夫することが大切だと思います。