お母さん方のお話しを聞いていると、子どもとうまくコミュニケーションを取れず、悩んでいる方が多いと感じます。
よく聞いてみると、お母さんから子どもへ、会話が一方通行のようなのです。
「〇〇しなさい。」
「〇〇はできた?」
というように、子どもの立場から考えてみると、いつもせかされている感じがするのです。
そして、そのあとに続く言葉は、もっと激しくなっていく可能性がありますね。
子どもをいい子にしよう、子どもに賢くなってほしい。
そんな母の愛が努力逆転になってしまうケースが多々あるのです。
子育てはお母さん育てでもあります。
もし、子どもがお母さんの言葉に反抗したり、悔しそうな顔をしていたら、その言葉が矢になって子どもの心に刺さってしまった可能性があります。
そんな時は一度深呼吸をして、言葉かけの仕方を振り返ってみてください。
一方的に叱るのではなく、どうすればできるようになるか一緒に考えてみることも大切です。
子どもの言い分も聞きつつ、子供が成長できる方向は双方納得してやってみる。
おだやかな言葉を使い、話し合ってみることです。
忍耐のいることですが、忍耐力のあるお母さんに育てられた子供は考える力、会話力、人間力の高い人となっていきます。
そのような力は毎日の生活の中で育てられていくものです。
言葉には大きな力があります。
子育てに大いに生かしてほしいと思います。