親は子どもにとても期待します。
だからこそ、期待に沿わない結果に出会うと子どもを
責めてしまうことがあります。
期待通りは当たり前で、期待はずれだとひどく責める。
それでは、子どもは伸びることはありません。
自分に置き換えて考えてみるとよくわかります。
うまくいかなかったのを一番悔しがり、悲しく思っているのは本人です。
その傷をさらに他の人にえぐられたくはありません。
そんな時はあなたならどうしてほしいのでしょう?
なぐさめてほしいし、励ましてほしい、そしてどうしたらうまくできるようになるのか教えてほしいはずです。
そうしたら「よし、今度はがんばってみよう」と思うのではないでしょうか。
子どもは大人ではありませんから、いろんな失敗をします。
その失敗を責めないでください。
失敗はとても大切な練習なのです。
失敗はいろんな教訓を与えてくれます。
でも、失敗を失敗で終わらせるのではなく、「どうしたらうまくできるようになるか」を親子で考えてほしいのです。
子どもの不出来にがっかりして、子どもの前で「〇〇ちゃんはできが悪い」
とか「頭が悪い」とか言わないでください。
子どもは純粋ですから、言われた言葉はそのまま信じてしまいます。
子ども時代はいくらでも変わることができます。いや、大人になっても変われます。
ですから、親であるあなたが子どもによい呪文をかけてあげてください。
毎日毎日栄養のある言葉をたくさんかけられた子と、泥水のような汚い言葉をかけられた子とでは、必ず将来が変わってくるのです。
すてきな、子どもがやる気になるような言葉を努力してかけてほしいと思います。