なぜ勉強しなければならないのか? (その2)

1. 社会人になるための基礎作り(夢をかなえる足がかり)

学生時代は、今、自分が夢に描いている職業につくための下準備時代です。

あなたは何になりたいですか?男の子は野球の選手、社長、医者、女の子は幼稚園や学校の先生、スチュワーデスなど人気があるようです。

どれを見ても、勉強が必要です。スポーツは勉強ができなくてもできると思うかもしれませんが、作戦、練習方法、分析能力など現在では勉強が不可欠な分野です。

もし、学生時代に適当に勉強しているだけだと、本当に損をしてしまいます。夢をかなえることができなくなります。社会人になってから夢をかなえるのは大変なことです。今から着々と勉強することが大切です。

2.計画と努力と目的達成の習慣を身につける

勉強には努力がともないます。社会人になると、この期日までにこれをしなければならないということがたくさんあります。

これが、学生時代は試験に当たるでしょう。試験でよい点を取れる人は、決められた期間内に成果を上げられる人です。そのために、何の科目を毎日何時間するという計画が立てられる人です。そして、その間努力し続けられる人です。

これを訓練している人は社会に出たとき、非常に有為な人材となります。大企業が高学歴の人を望むのは、この計画性と目的達成能力に重点をおいているからです。すでに学生時代に訓練している人を望んでいるのです。

3.問題を解決する能力を磨くことができる

人は知っていることについては、悩まないが、知らないことについて悩みが生まれるものです。

「知は力なり」という有名な言葉がありますが、知識が多ければ多いほど問題を解決できるようになるのです。

学校の勉強は一見無意味に見えるときもあるかもしれませんが、この基礎的な知識を積み上げておかないと、その上に知識を積み上げることは難しいのです。

小学校、中学校はこの土台作りをしています。漢字をしっかり覚えておかないと将来知識を得ようと思っても漢字で苦労することになります。
算数も同じです。

基礎的な勉強をしっかりしておくことで、さまざまな本を読めるようになったり、先の事を予測したりといろんなことが可能になるのです。知っていることを多くすればするほど、悩みや困難を簡単に乗り越えられるようになるのです。

4.将来の可能性を広げる

人生の大半は、仕事時間です。一生の中で学生時代は本当に短いものです。しかし、これだけ時間が与えられている時期もありません。この大切な時期を無駄に使っている人が多すぎるように思います。

「少年老い易く、学なり難し」とは、真実です。人生の大半が仕事なら、本当に自分のやりたいこと、夢を実現して、一生を有意義なものにしてほしいと思います。

まだ、自分の長所や夢が漠然としているのなら、いろんなことが可能になるように学校の勉強はしっかりしておくことです。

この学業時代に心して学んでいる人は、本当に自分がやりたいことを見つけた時、実現の可能性がかなり高くなります。しかし、学生時代に先のことも考えず、のんべんだらりと生活した人は、夢はおろか、どこにも仕事をさせてくれるところはなくなってしまいます。

5.自分も幸福になり、他の人も幸福にできる

仕事は、基本的に人の役に立つものです。人のためになることを一生懸命することでお金が頂けるのです。

人の役に立つためには、知識がなくてはなりません。また、どうしたらお役に立てるかを考える力が必要です。そのためにはやはり勉強が大切です。勉強をすることで、やりがいのある仕事につき、なおかつ他の人を幸せにできるのです。

勉強をして知識豊富な人になれば、自分の望んだ仕事ができるようになり、他の人に良い影響を与えることも出来るようになるのです。何も努力することなく、お金持ちになったり、社長になったりすることは出来ないのです。

勉強がいかに大事かわかっていただけたと思います。今までは、知識不足ゆえに、勉強は無意味だと思っていたんですよ。

学生時代は勉強をし、そして大人になったらその勉強という貯金を使って、経験を積み、知識を知恵に変えていくことが出来るのです。社会人となっても、さらに次の勉強が待っています。人生は勉強の連続なのです。

6.勉強は楽しい

勉強は、本当はとても楽しいものです。ひとつ、ひとつの勉強が、すべて無駄になることなく将来の自分を創っていくのです。

何かを習得するたびに、未来の自分が素晴らしくなっていきます。そういうヴィジョンを描きながら勉強しましょう。

大きな夢を描き→目標を設定し→日々の行動計画を作り→毎日、毎日それを実行していく→夢が実現

毎日の実行それが、勉強やスポーツ、さまざまな努力です。そういうコツコツとした努力なくして、夢の実現はありえません。

でも、夢に一歩一歩近づいていることを、自分で実感しながら努力していけば、勉強はとても楽しいものになるはずです。