何か、事をなしとげる人には共通点があります。
それは自分の弱さに打ち勝ってゆく強さをもっていることです。
この力のない人は、凧(たこ)のように風まかせで流され、ふらふらした人生を歩んでいくことになります。
去年、みなさんはいろんな目標をたてたことと思いますが、計画は着々と進んでいますか。
目標に向かって歩む中に、さまざまな誘惑(ゆうわく)があり、そちらについひっぱられてはいないでしょうか。
ゲームを30分でやめようと思っていたのに、2時間もしてしまったとか、1日に○○時間勉強しようと思っていたけれど、友人に誘われ帰りが遅くなり寝てしまったとか、毎日いろいろな、邪魔(じやま)が人ってきます。
目標が達成できなかったのは、「ゲームのせいだ」「友人のせいだ」と言う人がいますが、そうでなく、自分の心が弱くて、負けてしまったのです。
自分の弱さに打ち勝つだけの強い心がなかったのです。
いったん決めたことは、最後まであきらめずに必ずやりとげるねばり強さを養っていくことが大切です。
そのためには、1日の終わりに自分で自分をチェックしてみるといいでしょう。
そして、「明日は必ず○○をする」と心に強く決めるのです。
書いて目に見えるところにはっておけば、なお効果的です。
1日は24時間、どのように使うのも自由ですがその中身を濃くすればするほど、受け取る結果は素晴らしいものとなります。
自分で自分を律する心を大切にしてほしいと思います。
※克己心=自分の弱さに打ち勝つ心。自制心。
※律する(きまり、おきてを守ること)