-ローザンサール(心理学者)の実験より-
子供たちをランダムにA・B2つのクラスにわけ、Aクラスの担任には「心理テストを彼らにやったら、彼らは一年の間にびっくりするくらい成績が伸びることが予想される」と伝えました。
Bクラスの担任にはそのような期待を与えませんでした。
初めはA・Bクラスとも学習能力に違いはなかったにもかかわらず、一年後には教師が伸びを期待していたAクラスの生徒たちは、期待していなかったBクラスの生徒より著しく大きな進歩を見せたということです。
教師が期待をもつことで、実際に生徒の能力が上昇したのです。
ローザンサールは、これは誰でも期待することで周りの人の行動に影響を与えることができるはずと指摘しています。
親や先生が子供に期待することは(可能性を信じること)は、科学的に見ても知的発達にいい影響を与えるといえそうです。