自分をバカだと思ってはいけない

テストの点数がいつも悪い。クラスの中でもみんなから勉強ができないと思われている。先生もあきらめている態度。授業中も意味がよくわからない。そんな状況は本当につらいですね。

家に帰れば、お母さんから叱られるし、どうしたらいいのかわからなくなる人もいるかもしれません。

勉強がわからなくなった時はいつですか?何かきっかけはありませんでしたか?

そして、その時から「自分はバカだから」とか「やってもむだ」とか考えませんでしたか?

あなたはバカではありません。

ただ、あきらめて努力を放棄してしまっただけなのです。

だから、気づいた今から努力しましょう。わからなくなったところに戻ってそこから勉強をスタートしてください。

大切なのは努力することです。人と比べれば、いくらでも自分は劣って見えるかもしれません。でも、人と比べて自分をみじめに感じることに何の意味があるのでしょう。

自分は自分の歩調でじっくりと前に進めばいいのではないですか。

自分よりできる人がいることはうれしいことです。目指す目標ができますから。また、自分の理にもなりますね。

できない自分はバカではなく、努力していない自分ということを知ってほしいと思います。

 

良いとこ探し 

みなさんは、友人、家族、先生の良いところをどれだけ見つけられますか?

Aさんは人と接する時、「どんな人にも必ず長所と短所があるはずだ。
それならぱその人の良いところを見つけ、言葉に出して教えてあげよう。
そして自分も見習ってその良いところをまねしていこう」と思っています。

反対にBさんは、相手の悪いところばかりを見つけてしまいます。

「あの人がこうしてくれたら良かったのに。 あの人のせいでこんな
ことになってしまった。あの人のああいうところがなくなれば、うまくいくのに」

さてAさんとBさん、10年後にはどんな人生が待っていると思いますか。

Aさんは10年の間に多くの友達ができ、みんなの良いところをたくさん
吸収して人間的にとても魅力のあるリーダーになっているのではないでしょうか。

Bさんはどうでしょうか。あなたならお友達になりたいですか。

いっしょにいたらいつも非難されて疲れてしまいそうですね。
心の通いあう友人はあまりできないかもしれませんね。
けんかも多くなりそうです。人間関係もうまくいかず、仕事をしても
発展するようには思えませんね。

良いところをみつけることができる人とできない人では、これほど
人生を大きく変えていきます。人生は最初から、決まっているもの
ではなく、自分で創りあげていくものです。

良いとこ探しの名人をめざしましょう。
訓練すれば少しずつできるようになるでしょう。
そしてうまくなればなるほど、自分のまわりにいいことがたくさん
起きるようになることにきっと驚くことだと思います。

環境のせいにしない

人は常に、現在の自分がこうなのは
自分の置かれた環境のせいだとする。
私は環境など信じない。
この世で成功する人は、
自ら自分の望む環境を探す人であり、
たとえ見つけることができなくても、
自分でそれを作り出す人である

ジョージ・バーナード・ショウ
(アイルランドの劇作家、小説家、批評家)

子どもの可能性を引き出すには

子供は宝箱のような存在です。

その箱には鍵穴があってその鍵さえあれば子供のなかから驚くほどの可能性という宝石がどんどんあふれだしてくるのです。

でも、ほとんどのお母さんたちは宝箱が目の前にあるのに、○○クン、○○ちゃんという外見にとらわれて子供の潜在能力に気がつかないようです。

子供の素晴らしい宝箱をあける鍵は、実は「子供の可能性を信じるカ」なのです。

子供のことをできが悪い、頭が悪いと思ったり、ここが心配だとか、ここさえなかったらと思うことは、子供の可能性の芽をどんどん摘んでしまうことと同じなのです。

子供が伸びていく養分は、自分の可能性をどこまでも信じてくれる人の存在とその思いから発された言葉や行動です。

「あなたは力があるんだからヽコツコツやれぱきっとできるようになるよ」

「今回はテストの点では、実力を発揮できなかったね。でもエジソンだって先生から頭が悪いど言われていたんだよ。自信をもってがんぱれ」

そんなふうに励まし続けることで、子供の心にどれほど自信と勇気が出てくることでしょうか。

「自分は頭が悪い」「何をやってもダメなんだ」どおちこむことがあっても、そんなお母さんやお父さんの言葉を糧にしてあきらめず、努力しつづける気カがでてくるものです。

そういえばエジソンは学校では落ちこぼれの問題児でしたが、お母さんが自分のことを信じ励まし続けてくれたことでどんどん頭が良くなったということです。

「私は頭が悪いんだ」、「ぼくにはできっこない」、「そんなのムリ」と言う言葉を時々子供は使いますが、そのようなあさらめや言い訳を信じこむようになってしまうと、子供の宝箱の扉をコンクリートで固めてしまい素晴らしい可能性を発揮できなくなってしまうのです。

私たちは、本来子供のなかに備わっている素晴らしい力を信じ、そしてその力を存分に発揮できるように手助けしていきたいものだと思います。

『期待』は子供の知的能力を上げる!

-ローザンサール(心理学者)の実験より-

子供たちをランダムにA・B2つのクラスにわけ、Aクラスの担任には「心理テストを彼らにやったら、彼らは一年の間にびっくりするくらい成績が伸びることが予想される」と伝えました。

Bクラスの担任にはそのような期待を与えませんでした。

初めはA・Bクラスとも学習能力に違いはなかったにもかかわらず、一年後には教師が伸びを期待していたAクラスの生徒たちは、期待していなかったBクラスの生徒より著しく大きな進歩を見せたということです。

教師が期待をもつことで、実際に生徒の能力が上昇したのです。

ローザンサールは、これは誰でも期待することで周りの人の行動に影響を与えることができるはずと指摘しています。

親や先生が子供に期待することは(可能性を信じること)は、科学的に見ても知的発達にいい影響を与えるといえそうです。

自分の強みを発見しよう

あなたの強みはなんですか?
長所ともいいますが、自分のこの部分は人より優れているというところです。

人には必ず強みがあるものです。
みつけるのが難しい人は、誰かからほめられたことを思い出してみましょう。

勉強の得意なところ、運動面で抜きんでているところ、性格をほめられたかもしれません。
人に対して優しいところ。
正義感の強いところ。
計算が速いところ。
小さな子供の世話がじょうずなこと。
料理のお手伝いをほめられたり、明るい性格だったり・・・

毎日の生活のなかでは、ほめられることより注意されることのほうが多いのではないでしょうか。
いつもいつも注意ばかりされていると、だんだんへこんできて、自分はだめな人間なんだと思い込んでしまいます。

もちろん注意されたことは、少しずつでも直して向上していくことは大切ですが、他の人の言葉によってへこんでしまうことは、よくありませんね。

そんな時のためにも、日頃から自分の強みをよく整理して、ノートにでも書いておきましょう。
「私にはこんなにいいところがたくさんある。だから落ち込むことはない」と自分で自分を励ますことがとても大切です。

自分の強みを発見したら、その強みをさらに大きく育ててください。
あなたの強みは、今後の人生にとって大きな大きな味方となるものです。
あなたに自信をつけ、励ましてくれるものとなることでしょう。

まずは、自分の強み、よいところ、得意とするもの、育てていきたいものをじっくりとさがしてみましょう。

笑顔は幸せを運んでくる

笑顔って素敵ですね。
「笑う門には福来る」は本当です。

子供に話しかける時は笑顔で。
叱ったあとは、「あなたを信じているよ」とニコッと笑いかけてほしい。

朝も「おはよう」と、ニコッと笑って目と目を合わせて。
それだけで元気になりますね。
「あなたを大切に思っていますよ」というメッセージが伝わりますね。

パパとママが微笑み合っていたり、冗談を言い合って笑い合っていることは、
こどもにとっては本当に幸せなこと。

笑顔はたくさんの幸せを運んでくれますよ。

明るい言葉の出せる人になろう

 

明るい言葉には人を元気にする力があります。

「ありがとう」

「ごくろうさま」

「お父さんのおかげです。ありがとう」

「がんばってますね」

「あなたならできます」

「あなたが子どもで本当によかった。
   生まれてきてくれてありがとう」

そんな言葉をかけられたら、うれしいし、またがんばろうと思いますよね。

でも、そのような明るい言葉を発し続けられる人には残念ながらめったにお会いすることができません。

だからこそ、努力して明るい言葉をかける訓練をしてみませんか?

明るい言葉を出すためには、自分のグチをおさえて、他の人のことを思いやる気持ちをもたなければなりません。

自分のわがままな弱い心に打ち勝たなければ、明るい言葉を出し続けることはとても難しいのです。

それでもがんばってそんな言葉を出せる人になっていただきたいと思います。

そんな前向きな態度は必ずいろいろな場面で、あなたにプラスをもたらすことになるでしょう。

人は明るい人が大好きですし、ましてや一緒にいて元気になる人は大好きだからです。

まずは今日からぜひ、明るい言葉を1つでも2つでも誰かにプレゼントしてみましょう!

 

未来を見すえた教育を―英語は出来て当たり前になる

 

世の中は時々刻々と変化してきています。
そして、子供たちの将来もどんどん変わっていきます。

子供を教育するにあたって、世の中の流れを知り、勉強しておくことは
親としてとても大切なことだと思います。

今や、国の政策にまかせておけばいいではすまなくなっています。

ゆとり教育が始まった時、いち早くその危険性を知り、子供にゆとりを与えなかった
親たちと、そのままゆとり教育の流れに子供を乗せてしまった親たち。

その後の子供の将来は大きく変わることになりました。

ゆとりの流れの中でも努力をし続けた子供たちが、今トップレベルの企業に就職していっているのです。

今後も社会情勢はどんどん変わっていきます。
その中で、何が正しいか、正しくないかを見極める力が求められています。

日本および世界はどんなふうに変わってきているのでしょうか。

JOB WEBによると、「かつては「武器」と呼ばれた英語力(スキル)が、いまや「標準装備」になりつつある(英語ができると有利だった状況から英語ができないと不利になる状況への変化)。」と言われています。

なぜそうなっているのかという理由は、

1.日本企業が海外を志向していること

2.外国企業による日本企業の買収

3.日本企業による海外企業の買収

などがあげられていますが、将来は英語が当たり前に使える人材でないと企業から求められなくなる可能性もあるということです。

そのような状況にも関わらず、産業能率大学の2010年の「若者の内向き志向」調査では「海外で働きたいと思うか」という問いで
「働きたいとは思わない」が29.2%(2001年)から49%(2010年)に跳ね上がっています。

教育は勉強を教えるだけではありません。
様々な社会情勢や未来に必要とされることなど、機会を見つけては子供たちに話してあげることが大切です。

その時に大切なことは、悲観的なったり、押し付けたりするのではなく、将来に備えて努力していくことで未来がどんどん開けていくということを教えることだと思います。

子供たちがチャレンジ精神を忘れず、内向きになることなく、未来に大きくはばたけるように導いていきたいものですね

 

心の力

 

「心の力」と聞いてもピンとこない人は多いかもしれません。

でも古来から偉人と言われる方は、みんな気づいていたことです。

私たちは、毎日心の中でどんなことを考えているのでしょうか。
一度、目を閉じて何を考えているのか調べてみましょう。

そして、毎日あなたの心の中にあることが未来を創っていくのです。

もしあなたの心の中に、「医者になって、多くの人を助ける」という
ビジョンがいつも心の中にあるならば、「多くの人を助ける医者」という
ゴールに向かってあなたは毎日を過ごすことになるでしょう。

みなさんに知っておいてほしいことは、「心は磁石と同じ働きをする」という
ことです。

「類は友を呼ぶ」ということわざがありますが、それも「心は磁石である」
と言っているのと同じなのです。

ですから、心の中に思っていることと似たようなことをあなたは引き寄せるのです。

常に、明るく、肯定的な、素直な心で生きている人は、同じ性質の人や出来事を
引き寄せてきます。

でも、マイナス思考でいじけやすく、怒りっぽい心をもっていたら、どんなものを
引き寄せてくるか、もうおわかりですね。

ですから、みなさんにはぜひ毎日、心の中を点検する習慣を身に着けてほしいのです。

「私の心の磁石は今良いものを引き寄せることができるかな?」と考えてみてください。
そして、もし「違うな」と思ったら、思っていることを良いものに入れ替えましょう。

そんな習慣を身につけるだけで、あなたの人格やまわりの環境はがらっと変わってくるはずです。