みなさんは、自分の考えていること、思っていることの影響力につい
てほとんど考えたことがないと思います。
でも、実は一番大きな力を持っているのは
「心の中でどのように考えているか」
ということなのです。
松下幸之助さんははしごのたとえでこのことをわかりやすく説明して
います。
「何としても二階に上がりたい、どうしても二階に上がろう。
この熱意がハシゴを思いつかせ、階段を作りあげる。
上がっても上がらなくてもと考えている人の頭からは
ハシゴは生まれない」
このように、まず心の中で「二階に上がりたい」と思わなければ何も
思いつかないし、努力もしないのです。
みなさんは、何を考えても、何を思っても自由だと思っていると思いま
すが、実はこの部分をよくよくコントロールして、未来を明るくする思い
を持つと、どんどん素晴らしい未来が開けてくるのです。
「私は勉強ができない」と思っていると、教科書を見ただけで嫌になっ
てしまうでしょう。
でも、「今はできないけれど、必ずできるようになってみせる」という考
えを持ったらどうでしょうか。
その後起きてくる行動は、「勉強をする計画をたてよう」となってくると
思います。
勉強でも何でも、すべては「思っている心」から始まるのです。
どのようことを、毎日思っているか一度心の中を点検し、マイナスで
いっぱいになっていたら、プラスに入れ替える努力をしてみてください。
きっといろんなことが変わってくると思いますよ。