子供は宝箱のような存在です。
その箱には鍵穴があってその鍵さえあれば子供のなかから驚くほどの可能性という宝石がどんどんあふれだしてくるのです。
でも、ほとんどのお母さんたちは宝箱が目の前にあるのに、○○クン、○○ちゃんという外見にとらわれて子供の潜在能力に気がつかないようです。
子供の素晴らしい宝箱をあける鍵は、実は「子供の可能性を信じるカ」なのです。
子供のことをできが悪い、頭が悪いと思ったり、ここが心配だとか、ここさえなかったらと思うことは、子供の可能性の芽をどんどん摘んでしまうことと同じなのです。
子供が伸びていく養分は、自分の可能性をどこまでも信じてくれる人の存在とその思いから発された言葉や行動です。
「あなたは力があるんだからヽコツコツやれぱきっとできるようになるよ」
「今回はテストの点では、実力を発揮できなかったね。でもエジソンだって先生から頭が悪いど言われていたんだよ。自信をもってがんぱれ」
そんなふうに励まし続けることで、子供の心にどれほど自信と勇気が出てくることでしょうか。
「自分は頭が悪い」「何をやってもダメなんだ」どおちこむことがあっても、そんなお母さんやお父さんの言葉を糧にしてあきらめず、努力しつづける気カがでてくるものです。
そういえばエジソンは学校では落ちこぼれの問題児でしたが、お母さんが自分のことを信じ励まし続けてくれたことでどんどん頭が良くなったということです。
「私は頭が悪いんだ」、「ぼくにはできっこない」、「そんなのムリ」と言う言葉を時々子供は使いますが、そのようなあさらめや言い訳を信じこむようになってしまうと、子供の宝箱の扉をコンクリートで固めてしまい素晴らしい可能性を発揮できなくなってしまうのです。
私たちは、本来子供のなかに備わっている素晴らしい力を信じ、そしてその力を存分に発揮できるように手助けしていきたいものだと思います。