できる子の親がしていること

ベネッセ教育研究開発センターが2005年に実施した
「中学生の学習に関する調査」の中に興味深いデータがありました。

子育てをする上でとても参考になると思いますので、紹介します。

漢字の得点別に生徒を『上位層』『中位層』『下位層』の3つのグループ
に分けて「学校の先生や家の人がよくしていること」との関連を調べました。

上位層の子供たちに共通していることは

● 小さいころ、親がよく本を読んでくれた

● 親から本を読むようにすすめられる

● 親がよく家で本を読んでいる

● 先生から本を読むようにすすめられる

下位層の子供たちはこれらの項目は、上位層の子供より低いポイントでした。

子供が漢字に興味を持ったり、読書好きになったりするのには親の姿勢
や教育が大いにかかわっている事を証明しています。

本の読み聞かせは幼児にだけするものだと思わないでください。
なかなか本を読めない子供には(小学生の高学年であっても)
おもしろそうな本を探して、毎日15分でも読んであげてみてください。

子供は映像のない声だけの語りかけから、素晴らしい想像力を育て
上げていきます。そして、「あの言葉はこんな時に使うのか」とか
「あの言葉はどんな漢字なのかしら」と言葉の世界も広げていきます。

本を読むようにすすめることはいいことですが、無理強いはしないでください。
まずは親子で楽しむところから本と親しめるようになるといいですね。