ブログ「スマイルメッセージ」

親のひと言が子供を変える

あるお子さんが夏休みにゲームばかりしていた時のこと。
その子のお母さんはこんなふうに忠告したそうです。

「遊んでばかりいると、将来、○○公園で新聞紙に包(くる)まって寝ることになるわよ。

お父さんもお母さんも、あなたが大人になったら養ってあげられないの。

大人になったら自分でお金を稼がないといけないの。

それにお母さんたちが死んだら、あなたは一人で生きていかなければならないでしょ。

自分で生きていくためには働かないといけないの。

働けるような力をつけるには自分で勉強しなければならないのよ」

それを聞いたその子どもは一瞬ギクッとし、そのあと勉強の大切さを理解し、それからは本当に一生懸命勉強に励んだということです。

親のちょっとした一言、アドバイスが子供に相当な影響を与えます。

環境に流されて、あとから「しまった!」と思っても無駄に使ってしまった時間は戻ってきません。

現代は、知識がとても重要な時代です。
こつこつと積み重ねることの大切さ、努力することはけっして無駄にはならず、よりよい未来をつくる種まきなのだということを子供たちに知ってほしいと願っています

困った時がチャンス!

 「困った時がチャンスです。頭のよくなるチャンスです」という歌を、以前、NHKの番組で聞いたことがあります。

「本当によい考え方だなぁ。こんな考えをみんなが持ったら、頭のよい人が増えるのになぁ」と大いに感心したものです。

例えば、成績が下がってしまった時、やけになって「もう勉強なんかやってもムダ。やめた」とすぐあきらめてしまう人。

そういう人は困った時が、悪い方へ落ち込んでいくスタートになってしまいます。

でも、1 00人にー人か二人くらいは、「これこそチャンス!」
なぜこんな失敗をしたのか、どこを改善すればよいのか、を考えるきっかけにして、マイナスをプラスに転じていく人がいるのです。

「さすが!」です。

毎日、毎日いやなことはいっぱいあります。
楽しいことしかない人など、ー人もいません。

そんな時、「むかついて、落ち込んで、あきらめる」のも自由。
「チャンス!」と思うのも自由。

でも選んだ先は、天国と地獄ほどの差がでてくるのです。

失敗したり、ころんだりするたびに、あきらめず、ひと工夫することを習慣にしてみましょう。

そういう精神態度が習慣化してくると、失敗が少なくなり、「あの人は頭のよい人」とか「頼りになる人」とか「信頼できる人」と言われるようになってきます。

『困った時こそ、チャンスと思おう。転んでも、成功の種をひろって起き上がり、努力して育てよう!』

克己心(こっきしん)

何か、事をなしとげる人には共通点があります。

それは自分の弱さに打ち勝ってゆく強さをもっていることです。

この力のない人は、凧(たこ)のように風まかせで流され、ふらふらした人生を歩んでいくことになります。

去年、みなさんはいろんな目標をたてたことと思いますが、計画は着々と進んでいますか。

目標に向かって歩む中に、さまざまな誘惑(ゆうわく)があり、そちらについひっぱられてはいないでしょうか。

ゲームを30分でやめようと思っていたのに、2時間もしてしまったとか、1日に○○時間勉強しようと思っていたけれど、友人に誘われ帰りが遅くなり寝てしまったとか、毎日いろいろな、邪魔(じやま)が人ってきます。

目標が達成できなかったのは、「ゲームのせいだ」「友人のせいだ」と言う人がいますが、そうでなく、自分の心が弱くて、負けてしまったのです。

自分の弱さに打ち勝つだけの強い心がなかったのです。

いったん決めたことは、最後まであきらめずに必ずやりとげるねばり強さを養っていくことが大切です。

そのためには、1日の終わりに自分で自分をチェックしてみるといいでしょう。

そして、「明日は必ず○○をする」と心に強く決めるのです。

書いて目に見えるところにはっておけば、なお効果的です。

1日は24時間、どのように使うのも自由ですがその中身を濃くすればするほど、受け取る結果は素晴らしいものとなります。

自分で自分を律する心を大切にしてほしいと思います。

※克己心=自分の弱さに打ち勝つ心。自制心。
※律する(きまり、おきてを守ること)

チャレンジ精神を持った子どもに育てよう

子どもは好奇心がいっぱいです。
学齢が低い子どもたちは、いろんないたずらをして親を困らせることもありますよね。

そんな時は子どもの心の中はワクワクした探究心でいっぱいなのだと思います。

親は子どもの行為だけを見て叱りつけてしまうこともありますが、ちょっと我慢して観察してみてはどうでしょうか?

もちろん公共の場で迷惑になることをしている場合はすぐ注意をすることは必要です。

でも許される範囲の中で、子どもが自発的に行動していることに関しては、大らかに見てあげることが大切です。

あれをしてはいけない
これをしてはいけない
としばりつけると、子どもはどんどん萎縮してしまいます。
また、子どもが大きな夢を語った時、何気なく、「あなたができるわけないでしょ」などと言ってしまっていませんか?

これはとてもやる気をなくす言葉です。

お母さんは子どものことを本当に愛していても、意外に子どものやる気をそいでいることがあるのです。

子どもが大きな夢を語った時は、子どもを伸ばすチャンスです。

「あなたならできるわ」

「すごい夢だね。がんばれ。応援するから」

などと背中をぽんと押してあげる言葉かけをしてみましょう。
そしてお子さまの目を見てください。
とてもうれしそうにキラキラ輝きますよ。

親は子どものサポーター。
いつでも応援するから、あなたのやりたい夢に向かってがんばれというメッセージをいつも発信していてほしいと思います。

そんなサポーターがあってこそ、子どもは一心に頑張りチャレンジする心を育んでいくのです。

ぜひお子さまをチャレンジ精神のある人に育ててくださいね。

よいところを発見し合おう

家庭は楽しいのが一番ですね。
でも、楽しくするのが一番難しいのも家庭です。

近くにいすぎて、ついあらが見えてしまったり、言葉が厳しくなったり・・・と
「親しき仲にも礼儀あり」という言葉をつい忘れてしまいますね。

友人やご近所の人にはとても気を使って話をするのに、
家族となると、全く気を使うこともないのではないでしょうか?

家族こそ努力がとても必要だと思います。
そして、努力をすればとても楽しく過ごすことができるのです。

ちょっとしたいたわりの言葉。
失敗しても、また元気を取り戻すことができるような場所。
傷ついて帰ってきても復活できる場所。
そんな家庭は努力をして作っていくものです。

そのために必要なのが、相手のよいところを発見しあうこと。
どんな人にも素敵なところ、いいなと思えるところがあるものです。

先日、あるお母さんと話していたら、お子さんのことを勉強ができなくて、本当に普通の子でがっかりと
お子さんの前で話されるのです。

「お子さんのいいところもあるでしょう?」と聞いてみると、先生からものすごく器用だと言われたと
そのお子さんのいい面が見えてきたようでした。

これからは、もっとお子さんのいいところを見つけることの上手なお母さんになってねとアドバイスしました。

大人だってほめられたらうれしいし、もっとがんばろうと思いますよね。
お子さんなら、なおさらです。
子供はお母さんやお父さんからほめられたら本当にうれしくて、もっともっとがんばろうという意欲がでてくるものなのです。

「うちの子はできない」「うちの子は・・・」とできないところばかりを見つけているお母さんのお子さんに限って、どんどんやる気のない子になってしまうのです。

今日から、家族のよいところを発見しあってみませんか。
それだけで、活力に満ちた、幸せ一杯の家庭になりますよ。

自分の強みを発見しよう

あなたの強みはなんですか?
長所ともいいますが、自分のこの部分は人より優れているというところです。

人には必ず強みがあるものです。
みつけるのが難しい人は、誰かからほめられたことを思い出してみましょう。

勉強の得意なところ、運動面で抜きんでているところ、性格をほめられたかもしれません。
人に対して優しいところ。
正義感の強いところ。
計算が速いところ。
小さな子供の世話がじょうずなこと。
料理のお手伝いをほめられたり、明るい性格だったり・・・

毎日の生活のなかでは、ほめられることより注意されることのほうが多いのではないでしょうか。
いつもいつも注意ばかりされていると、だんだんへこんできて、自分はだめな人間なんだと思い込んでしまいます。

もちろん注意されたことは、少しずつでも直して向上していくことは大切ですが、他の人の言葉によってへこんでしまうことは、よくありませんね。

そんな時のためにも、日頃から自分の強みをよく整理して、ノートにでも書いておきましょう。
「私にはこんなにいいところがたくさんある。だから落ち込むことはない」と自分で自分を励ますことがとても大切です。

自分の強みを発見したら、その強みをさらに大きく育ててください。
あなたの強みは、今後の人生にとって大きな大きな味方となるものです。
あなたに自信をつけ、励ましてくれるものとなることでしょう。

まずは、自分の強み、よいところ、得意とするもの、育てていきたいものをじっくりとさがしてみましょう。

笑顔は幸せを運んでくる

笑顔って素敵ですね。
「笑う門には福来る」は本当です。

子供に話しかける時は笑顔で。
叱ったあとは、「あなたを信じているよ」とニコッと笑いかけてほしい。

朝も「おはよう」と、ニコッと笑って目と目を合わせて。
それだけで元気になりますね。
「あなたを大切に思っていますよ」というメッセージが伝わりますね。

パパとママが微笑み合っていたり、冗談を言い合って笑い合っていることは、
こどもにとっては本当に幸せなこと。

笑顔はたくさんの幸せを運んでくれますよ。

子どもによい言葉をかけてあげよう

言葉はとても大切です。
どんな言葉をお母さんが使うかで子どもの心もさまざまに変化します。

生活のなかでは、さまざまなやり取りがあり、時には厳しくしつけなければならないときもあることでしょう。

そんな時も、最終的には子供に対して、子どもが自信をつけたり、がんばってみようと思う言葉をかけてあげてほしいと思います。

みなさんはどんな言葉をかけていますか?

ある人のお母さんは、いつも「あなたは素晴らしい子ですよ」と言ってくれたそうです。
そして、社会に出て苦しいことや、大変なことが起こった時、おかあさんの「あなたは素晴らしい子ですよ」という言葉を思い出し、とても励みになったそうです。

その人は今は会社の社長さんになり、従業員もたくさんいるそうですが、その従業員にも「あなたは素晴らしい人ですよ」と言っているのだそうです。

そして会社は順調に発展して、社内もとても雰囲気がいいと聞いています。

また、こんな言葉かけをしていたお母さんもいます。
「あなたならできるよ」
子どもがテストで悪い点を採ってきたときや、難しいことにチャレンジしようとしているときに、
「あなたならできるよ」
といつも言っていたそうです。
今ではそのお子さんは立派な社会人となっていますが、いつも目標に向かって明るくチャレンジしているそうです。

子どもはどの子も本当に素晴らしい可能性をいっぱい秘めています。
その可能性を引き出してあげるには、子どもの可能性を信じて、それを言葉にして伝えることだと思います。

優れている人は間違いも多い

間違いや失敗をしたことのない者だけは信用してはならない。そのような者は、無難なこと、安全なこと、つまらないことにしか手をつけない。人は優れているほど多くの間違いをおかす。優れているほど新しいことを行うからである。

P.F.ドラッカー

(アメリカの経営学者・社会学者)

明けましておめでとうございます

 

明けましておめでとうございます。

大きな心を創っていこう。大きな夢を育てよう。
あきらめるのではなく、やり続けること。
失敗した時、落ち込んだ時、下を見続ける人になってはいけない。
そんな時はピンチをチャンスに変える人となろう。
どうしたら次は失敗しないのか考え、知恵をたくさん蓄えることだ。
マイナスはいつもプラスに打ちかえす、そんな前向きで明るい人でい続けよう。
今年もあなたが夢に描いた素敵な1年を実現できますよう祈ります。