ブログ「スマイルメッセージ」

努力へのきっかけとやさしさ

ある新聞の投書欄の、高校一年のTさんの投書が心にとまりました。

子どもたちは日々成長し、立派な意見をもっているのだなと感心させられるとともに、親自身も子どもの行動面からのみで判断せず、「今何を考えているのだろうか?」 と子どもの心の世界を大切にしてあげたいと思いました。

投書の後半を紹介します。 この中から何かをつかんで頂ければうれしく思います。

『・・・・受験の三ヵ月前まで部活動に打ち込んでも、 全国で指折りの進学校へ合格したすごい友達もいます。 たしかに彼は強じんな体力と精神力をもっていたかもしれません。

でもその原動力はきっと「押しつけ」ではないでしょう。 彼は言っていました。 「母ちゃんはあんまり勉強しろと言わない」と。』

このように書かれていました。

立派な人というのは「志」に向かって努力した人だろうと思います。 偉人たちの中には、中学、高校、あるいはもっと後に燃えはじめた人もいると聞いたことがあります。

たくさんのことを学ぱせてあげれば、自然でも、本でも、宇宙でも、工作でも、自分から好きな物をみつけて「夢」を持てるのではないかと思います。 そして、勉強やそれ以外の素晴らしいもに向かって努力する力が出てくるのではないでしょうか。

親には努力への「きっかけ」と、そして「優しさ」を与えてほしいです

親が考えている以上に、子どもたちの考えていることは立派なことが多々あります。

子どもに「~しなさい」と押しつけたり、命令するだけでなく、本当にやりたいことを応援してあげたり、心の支えになってあげたり、いろんなきっかけを与えてあげることがとても大切だと感じました。

クラスの意地悪な人に悩む人への返事

こんな質問がありました。「私のクラスには口の悪い人がいて、意地悪なことをよく言われます。私はくよくよするタイプなので、すぐ落ち込み時々学校に行くのがいやになります。どうしたらよいでしょうか」

このようなことは誰もが経験したことがあると思います。「まわりの人が優しくていい人ばかりだったらいいのに」そう思う気持ちはわかります。

でもそんなクラスはどこにも存在しないんじゃないかな。人は完璧じゃないし、個性がある。学生時代はみんな試行錯誤で頭をぶつけ合いながら学び合う場でもあると思うよ。

意地悪なことを言われると気分も悪い。会いたくないと思う。ひとりで家にこもってたほうが楽なのもわかる。

でもそれだと成長がないよね。そんな自分にとって気分の悪い環境から
逃げるのではなく、その中で学んでほしいと思う。

意地悪を言われた時、人によって反応はいろいろ。その反応によって相手の出方も変わってくることを知ってますか?

意地悪をもっと強く言い返す人、シュンとなって小さくなってしまう人、我関せずとフンと鼻であしらう人、泣きだす人、笑ってブラックユーモアで打ち返す人、黙って考える人・・・

強く言い返す人には相手も警戒して意地悪は言いにくくなります。
弱い人は意地悪も言われやすくなります。

結局、相手がどうのではないのです。相手にいい性格になってほしいと思っても無理なのです。

大事なのは自分の考え方、行動の仕方を変えていくことなのです。

どうしてすぐに自分がターゲットになるのか。
どうして自分に悪い言葉が飛んでくるのかを、まず冷静に考えてみよう。

そして、自分が弱々しく、意地悪を言われやすいところがあると思ったら、できるだけ明るく強い態度を身につけるように努力してみることです。

意地悪を言っている人は天に向かってつばを吐いているのと同じ。                           必ず自分に返ってきます。

クラスにはいろんな個性の人がいて困ることもあるけど、これこそが人間関係やコミュニケーション能力を磨くとてもいい場所なんです。

そんな環境から逃げることなく机の上の勉強からは学べない多くのことを学んでほしいと思っています。

2極化する教育ー子供の教育こそ未来への投資

 

今、日本は家庭での子どもたちの教育が2極化しているように思いま
す。

裕福な家庭と裕福ではない家庭で、教育に対する姿勢がまったく違
ってきているように見えるのです。

裕福な家庭は教育にお金をかけ、子どもたちを熱心に教育します。
それゆえ、学歴も高学歴になる可能性が高くなります。

一方、教育にまでお金をかける余裕のない家庭は、塾に行くことがで
きず、子どもたちは学校教育のみとなり勉強量が少なくなってしまう
傾向があります。その結果、学歴も低くなってしまうということになっ
ています。

昔は、教育こそ子どもにとって大切なことで、どんなに貧しくても、刻
苦勉励して子どもが立身出世をすることを親は願ったものです。

そのような気概をもって子育てをしている国がインドではないかと思
います。日本では、小学校2年生~3年生で、一桁のかけ算(九九)
を覚えますが、インドの小学校では、19×19までの二桁のかけ算を
必須で覚えさせています。

インドでは今でもカースト制があるため、奴隷階級の人たちが既存の
職業には就くことができませんが、勉強をすることにより新しい職業
であるIT産業には就くことができるのです。

そのため、奴隷階級から脱出する方法は勉強することしかないので
す。

インドの子どもたちは、目の色を変えて日夜勉強に励み中学に進む
頃には九九の20の段、30の段をなんなくこなし、IT産業に必要とさ
れる数的感覚をしっかり身につけていくのです。

ひるがえって、日本のこどもたちはどうでしょうか?

まず、低所得層のご両親が子どもに勉強させて、立身出世させようと
いう気概があるでしょうか。

「うちはお金がないから無理」とはじめからあきらめていないでしょう
か。

こんなに貧しいインドでも、これだけがんばって、それも奴隷階級だっ
た多くの子ども達が、今やアメリカのIT関連企業のトップで活躍してい
るのです。

まずは、ご両親が勉強の大切さを子どもたちに教えてほしいと切に
願います。

塾に行かせる余裕がなくても、何とか子どもを立派にしたいという強
い熱意があれば、創意工夫ができるはずです。

そして、子どもたちに勉強がいかに大切かということが伝わるのです。

 

なぜ勉強しなければいけないのか (その1)

先生やご両親から、「勉強しなさい」と言われると、決まって子供たち が言う言葉があります。 それは、 「勉強したって意味ない」 「勉強したって役に立たない」 そういう言葉です。

本当に役に立たないのでしょうか?そんなことはありません。 それが証拠に、大人たちはこんな言葉をよく口にします。

「子供の頃にもっと勉強しておけばよかった」 「あんなに時間がある時に、もっと読書や勉強をしっかりしておけば、今こんなに苦労しなくてすんだのに」

身近に、勉強の大切さを教えてくれる人がいなかったばっかりに、 あるいは漠然とは勉強が大切なのはわかっているけれど、きちんと子供 たちに教えることができなかったばっかりに、子供たちは勉強より遊び に時間を浪費し、素晴らしい才能や特技を花開かせることなく大人にな ってしまいます。

なぜ勉強しないかと言うと、勉強が生きていくうえで、どれほ ど大切かということを理解していないからです。

勉強が人を幸せにするということを知らないからです。

人は、意味のわからないものに努力はしません。 これをすれば、こういういいことがあるということがわかっていると、 がんばる意欲が出てきます。 勉強ができるようになりたければ、勉強がどうして大事なのか、自分に とってどんな得があるのか、それを知る必要があるのです。

なぜ勉強しなければならないのか? (その2)

1. 社会人になるための基礎作り(夢をかなえる足がかり)

学生時代は、今、自分が夢に描いている職業につくための下準備時代です。

あなたは何になりたいですか?男の子は野球の選手、社長、医者、女の子は幼稚園や学校の先生、スチュワーデスなど人気があるようです。

どれを見ても、勉強が必要です。スポーツは勉強ができなくてもできると思うかもしれませんが、作戦、練習方法、分析能力など現在では勉強が不可欠な分野です。

もし、学生時代に適当に勉強しているだけだと、本当に損をしてしまいます。夢をかなえることができなくなります。社会人になってから夢をかなえるのは大変なことです。今から着々と勉強することが大切です。

2.計画と努力と目的達成の習慣を身につける

勉強には努力がともないます。社会人になると、この期日までにこれをしなければならないということがたくさんあります。

これが、学生時代は試験に当たるでしょう。試験でよい点を取れる人は、決められた期間内に成果を上げられる人です。そのために、何の科目を毎日何時間するという計画が立てられる人です。そして、その間努力し続けられる人です。

これを訓練している人は社会に出たとき、非常に有為な人材となります。大企業が高学歴の人を望むのは、この計画性と目的達成能力に重点をおいているからです。すでに学生時代に訓練している人を望んでいるのです。

3.問題を解決する能力を磨くことができる

人は知っていることについては、悩まないが、知らないことについて悩みが生まれるものです。

「知は力なり」という有名な言葉がありますが、知識が多ければ多いほど問題を解決できるようになるのです。

学校の勉強は一見無意味に見えるときもあるかもしれませんが、この基礎的な知識を積み上げておかないと、その上に知識を積み上げることは難しいのです。

小学校、中学校はこの土台作りをしています。漢字をしっかり覚えておかないと将来知識を得ようと思っても漢字で苦労することになります。
算数も同じです。

基礎的な勉強をしっかりしておくことで、さまざまな本を読めるようになったり、先の事を予測したりといろんなことが可能になるのです。知っていることを多くすればするほど、悩みや困難を簡単に乗り越えられるようになるのです。

4.将来の可能性を広げる

人生の大半は、仕事時間です。一生の中で学生時代は本当に短いものです。しかし、これだけ時間が与えられている時期もありません。この大切な時期を無駄に使っている人が多すぎるように思います。

「少年老い易く、学なり難し」とは、真実です。人生の大半が仕事なら、本当に自分のやりたいこと、夢を実現して、一生を有意義なものにしてほしいと思います。

まだ、自分の長所や夢が漠然としているのなら、いろんなことが可能になるように学校の勉強はしっかりしておくことです。

この学業時代に心して学んでいる人は、本当に自分がやりたいことを見つけた時、実現の可能性がかなり高くなります。しかし、学生時代に先のことも考えず、のんべんだらりと生活した人は、夢はおろか、どこにも仕事をさせてくれるところはなくなってしまいます。

5.自分も幸福になり、他の人も幸福にできる

仕事は、基本的に人の役に立つものです。人のためになることを一生懸命することでお金が頂けるのです。

人の役に立つためには、知識がなくてはなりません。また、どうしたらお役に立てるかを考える力が必要です。そのためにはやはり勉強が大切です。勉強をすることで、やりがいのある仕事につき、なおかつ他の人を幸せにできるのです。

勉強をして知識豊富な人になれば、自分の望んだ仕事ができるようになり、他の人に良い影響を与えることも出来るようになるのです。何も努力することなく、お金持ちになったり、社長になったりすることは出来ないのです。

勉強がいかに大事かわかっていただけたと思います。今までは、知識不足ゆえに、勉強は無意味だと思っていたんですよ。

学生時代は勉強をし、そして大人になったらその勉強という貯金を使って、経験を積み、知識を知恵に変えていくことが出来るのです。社会人となっても、さらに次の勉強が待っています。人生は勉強の連続なのです。

6.勉強は楽しい

勉強は、本当はとても楽しいものです。ひとつ、ひとつの勉強が、すべて無駄になることなく将来の自分を創っていくのです。

何かを習得するたびに、未来の自分が素晴らしくなっていきます。そういうヴィジョンを描きながら勉強しましょう。

大きな夢を描き→目標を設定し→日々の行動計画を作り→毎日、毎日それを実行していく→夢が実現

毎日の実行それが、勉強やスポーツ、さまざまな努力です。そういうコツコツとした努力なくして、夢の実現はありえません。

でも、夢に一歩一歩近づいていることを、自分で実感しながら努力していけば、勉強はとても楽しいものになるはずです。

1年の計は元旦にあり

あけましておめでとうございます。

「1年の計は元旦にあり  」という言葉があります。

1年の計画は元旦に立てることが大切であるという意味です。

ぜひみなさんも、今日1年の計画を立ててみてください。

計画というとわかりにくいのであれば目標と考えてみてはどうでしょうか。

松原塾では漢検や英検等を受けることができますが、具体的に「漢検◯級に今年中に合格する」というような目標を立ててもいいでしょう。

そしてそのためには何をしなければいけないのかを書き出してみます。

すると1日にドリルを何ページするという具体的な計画を立てることができますね。

その計画をコツコツと毎日やり続けることで目標を達成することができるのです。

まずは目標を持ち計画を立てなければ何も生み出すことはできません。

今日は1年に1日しかない貴重な元旦です。ぜひ何か一つでも目標を決め計画を立ててみてくださいね。

 

 

 

 

あきらめず夢を持ち続けよう

 

「お前は無理だよ」と言う人の言うことを聞いてはいけない。

もし自分で何かを成し遂げたかったら、
出来なかった時に他人のせいにしないで

自分のせいにしなさい。

多くの人が僕にも、「お前は無理だよ」と言った。
彼らは君に成功してほしくないんだ。
なぜなら、彼らは成功できなかったから。
だから、君にもその夢をあきらめてほしいんだ。

不幸な人は、不幸な人を友達にしたいんだ。

決してあきらめてはだめだ。

自分の周りをエネルギーであふれ、
しっかりした考え方を持っている人で固めなさい。

自分のまわりを野心であふれ、プラス思考の人で固めなさい。
近くに誰かあこがれてる人がいたら、その人にアドバイスを求めなさい。

君の人生を考えることができるのは君だけだ。

君の夢が何であれ、それに向かっていくんだ。

君は幸せになるために生まれてきたんだから。

マジック・ジョンソン
(プロバスケットボール選手で実業家)

 

点数にならないものを評価してあげよう

お母さんは、お子さんを冷静に観察したことはありますか?

忙しくて子供のことをじっくり見てあげられないことも多いですが、意外にお母さんは、子供の悪いところを指摘することは得意のようです。

子供にもっとよくなってほしい、こんな子になってほしい、こんなところを直してほしいと注文は一杯あるのですが、「それなら良いところはどこですか?」とお聞きすると、答えるのに少し時間がかかります。

「子供の成績をよくしたい」
お母さんがそう思うのは当然ですね。
でも、なんだか努力逆転の言葉かけや子供への評価をしているところがあるのでは?

子供たちは、実は素晴らしいダイヤモンドの原石です。

磨けば必ず光ります。

子供を光り輝かせるために、まず学校や塾のテストの点数にならないものも評価してあげてください。

点数の高いなと思うところから、ほめ言葉をかけてあげましょう。
子供のがんばっているところ、性格の良いところ、ちょっとした心遣いができるところ。
いろんな素敵なところがあるはずです。

そんなよいところを評価してあげることで、自分の良い点、長所を自覚させてあげてほしいのです。

一緒に生活していると、どうしても叱ってしまうことが多くなるかもしれませんね。
お母さんも疲れているし、お母さんのほうこそほめてほしいかもしれません。

でも頑張ってほしいと思います。
少し深呼吸をして(そうすると心が落ち着きますよ)愛情込めて、
「○○ちゃん、あなたこういうところが素敵ね」
と頭をなでてあげてくださいね。

きっと何かが変わることに気づくはずです。
子供の心が豊かになり、勉強も頑張ろうと思うものです。

家庭教育の大切さ

ユダヤ人は子供の教育に非常に熱心なことで有名です。
でも具体的にはどのように熱心なのでしょうか?

勉強を押し付けるのではなく、勉強をしたくなるように仕向けるのがとても上手なようです。

たとえば、ユダヤ人にとって読書は家庭教育のなかでもとても重要なものです。

子供を読書好きにするために本棚を充実させます。

そのために両親は子供をとてもよく観察します。
今何に興味を持っているのかということをじっくり子供と接して理解したうえで、興味のありそうな本を本棚に入れていくのだそうです。

また、興味のあることをさらに深めるために百科事典は必需品のようです。

こうして子供たちは自然に興味を持ったものを読書によって深めていくことが出来るということを学び、次々と知識を吸収していくのです。

日本ではどうでしょうか?
一概には言えませんが、そこまでできるご両親は少数派かもしれません。
子供に読書してほしいと願ってはいるのでしょうが、願っているだけで行動がともなっていないかもしれません。

週に1度は図書館に行く。
子供が興味をもちそうな良書を親も一緒に読んでみる。
どうしても読書が苦手なら読み聞かせをしてみる。
このような努力も大切なことだと思います。

でも、一番大事なことは親が本を読んでいる姿を見せることです。
そうすると子供は、本を読むことは大切なことなのだということを親の姿から学んでいきます。

素晴らしい子供は1日にしてならず。

よく子供を観察し、子供の興味のあることは何なのかに耳を傾け、今必要なものを準備して与えていくこと。
きめの細かい対応をしてあげること。
そのようなことが大切だと思います。

学校も塾もいろんな手助けはできても、ご両親にはかないません。
家庭教育がしっかりしていれば子供はどんどん才能を発揮していくにちがいありません。

子は親の鏡

けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる
とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる
「かわいそうな子だ」といって育てると、子どもは、みじめな気持ちになる
子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる
親が他人を羨んでいると、子どもも人を羨むようになる
叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう

励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる
広い心で接すれば、キレる子にはならない
誉めてあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる
分かち合うことを教えれば、子どもは、正義感のある子に育つ
やさしく、思いやりをもって育てれば、子どもはやさしい子に育つ
守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ
和気あいあいとした家庭で育てば、子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる

「子どもが育つ魔法の言葉」より
(ドロシー・ローノルトレイチャル ハリス 石井千春訳)

毎日の生活の中で、子どもたちにどのような言葉かけをしていますか?
言葉は子どもをよくも悪くも育てる非常に大きな力を持っています。
ステキな言葉をたくさんかけてあげましょう。
その言葉はきっと子ども達にとって目には見えないけれど、かけがえのない財産となることでしょう。