ブログ「スマイルメッセージ」

子どもの長所を教えてあげよう

 

ナポレオンは「子どもの将来は、その母の努力によって定まる」と言
ったそうですが、子どもにとって、お母さんの影響力はかなり大きい
と思います。

母の努力とは言っても、できれば努力逆転にならないように、子ども
がすくすくと本来あってほしい方向へ伸ばしていく努力をしたいもの
です。

教養があり、頭もよく、学歴も高いお母さんは、子どもに対する要求
も高く、子どもの長所を当たり前と思ってしまいがちです。

そのようなお母さんは、子どものできないところに目がいき、欠点を
何とかしようと努力してしまう傾向があるようです。

ほめられるべきところをほめられず、注意ばかりされている子どもは、
もともと能力が高いにもかかわらず、自分自身に自信を持つことが
できません。

親ですから、あらゆる場面で子どもを教育していかなければなりませ
んが、できているところにも目を留めて、言葉に出して教えてあげて
ほしいと思います。

「〇〇ちゃんは、こんなこともできてがんばってるね」という言葉かけ
で、さらにがんばろうという意欲がでてきます。

お子さんの長所をたくさん発見してみてください。
そして、お子さんにその長所を教えてあげてください。
そうすれば、その言葉は子どもたちの深い自信となるはずです。

そして日ごろ認めてくれているからこそ、いざ何かを注意した時も、
素直に聞けるようになるのだと思います。

 

言葉は生き物です

 

今日あなたはどんな言葉を発しましたか?

言葉はよい言葉も悪い言葉も、いったん口から発されると
生き物となってしまいます。

よい言葉であれば、その言葉は宝石のようにキラキラと
心の中のステキな思い出として輝き続けることでしょう。

でも、悪い言葉であれば、その言葉が刃物のように心の中をずたず
たにしてしまうかもしれません。

普段何気なく使っている言葉を大切にしたいものです。

たった一言が人を成功者にしたり、奈落の底に突き落としたりするの
です。

あなたが使ってきた言葉はどのような生き物となって人の耳に流れ
たのでしょうか?

一日の終わりにゆっくりと自分の発した言葉について考えてみませ
んか?

そして、もし自分が言われたくないような言葉を出していたら、これか
らは自分が聞いてみたい言葉を出すようにしてみましょう。

あなたが出したステキな言葉も、汚い言葉も一番最初に聞く耳はあ
なたの耳です。

自分の耳が悲しむような言葉ではなく、うれしくなるよ
うな言葉をたくさん使いたいものですね。

 

受験を突破するために

 

①受験突破の第一は、明確なビジョンを持つこと

志望校を絞り込んで、念いを固めることがとても大切です。
そして、志望校の見学をして、写真を撮り勉強部屋にはっておきましょう。
少々、偏差値が下がったからといって、不安定になることなく、
必ず、この学校に合格するんだという、強い確信をもちましょう。

②学習計画をしっかり立てよう

まず、志望校の傾向と対策をしっかり調べよう。
志望校の過去の出題傾向や、合格に必要な点数なども調べておこう。
どの教材を使うのか、そしていつまでに何をするのか、
まず1年の計画を立ててみよう。
合格体験記などを読んで研究することも大切です。

③計画に従って、規則正しく勉強する

計画を立てたらしっかり行動に移すことが大切です。
計画通り進んでいけば、必ずゴールに到達します。
毎日毎日時間を無駄にすることなく、学習を積み重ねよう。
通学の行き帰りや細切れ時間の活用方法も考えよう。
そして、毎日の生活は規則正しくすることが大切。

④学習は繰り返しと継続が重要

問題集をたくさん買いこんで、できるだけたくさんこなそうとする
受験生もいますが、教科書や参考書を何度も読み込み、繰り返し
学習することです。何度も読み込んでいるうちにポイントが頭に入り、
しっかり暗記することができるようになります。

結局、受験勉強の王道はこつこつと地道に、受験する学校の傾向に
合った勉強をしていくことです。

「なんのためにこんなにがんばらなければならないの?」と思うかも
しれませんが、受験勉強は、ある一定の期間のうちにどれだけの成果
を出せるかということを試されるわけですから、これは社会に出て
仕事をするようになると、必ず必要な力なのです。

学生時代は、そのための訓練をする時なのです。
今はとても大切な訓練をしているのだと思い、
努力を積み重ねてほしいと思います。

 

躾(しつけ)を楽しく

 

躾とは身を美しくと書きますが、本当にそのとおりだと思います。
美しく生きていく方法を教えてあげるのが躾だと思うのです。

くつを揃えることも食事のあと自分の食べた食器を洗うのも、
あいさつをするのも、もしそれをしなければ、美しくない状態になってしまう
のです。

ですから、子どもを躾ようと思ったら、まずは親が美しい見本を見せる
ことが大切です。

上からああしろ、こうしろというのではなく、美しい生き方とはどういう
ものかを見せてあげることが先決です。

そう考えると、躾とはなかなか厳しいものです。
まず、親である自分が見本を見せなければなりませんから、子どもに
「こうしてほしい」と思うことは率先して行わなければならないのです。

「して見せて、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば人は動
かじ」という本当に素晴らしい言葉がありますが、躾とは怒って、命令
して、頭ごなしにするものではありませんね。

じっくりと、見本を見せて、ほめながら一つひとつ教え込んでいく事が
大事です。

しかも、親も子も楽しく美しい習慣が身につくように工夫できたら
素晴らしいと思います。

 

思いは実現する

 

みなさんは、自分の考えていること、思っていることの影響力につい
てほとんど考えたことがないと思います。

でも、実は一番大きな力を持っているのは

「心の中でどのように考えているか」

ということなのです。

松下幸之助さんははしごのたとえでこのことをわかりやすく説明して
います。

「何としても二階に上がりたい、どうしても二階に上がろう。
この熱意がハシゴを思いつかせ、階段を作りあげる。
上がっても上がらなくてもと考えている人の頭からは
ハシゴは生まれない」

このように、まず心の中で「二階に上がりたい」と思わなければ何も
思いつかないし、努力もしないのです。

みなさんは、何を考えても、何を思っても自由だと思っていると思いま
すが、実はこの部分をよくよくコントロールして、未来を明るくする思い
を持つと、どんどん素晴らしい未来が開けてくるのです。

「私は勉強ができない」と思っていると、教科書を見ただけで嫌になっ
てしまうでしょう。

でも、「今はできないけれど、必ずできるようになってみせる」という考
えを持ったらどうでしょうか。

その後起きてくる行動は、「勉強をする計画をたてよう」となってくると
思います。

勉強でも何でも、すべては「思っている心」から始まるのです。

どのようことを、毎日思っているか一度心の中を点検し、マイナスで
いっぱいになっていたら、プラスに入れ替える努力をしてみてください。

きっといろんなことが変わってくると思いますよ。

 

二宮金次郎を見習って生きる

 

二宮金次郎像は学校の庭などで見たことのある人は多いと思います。蒔を背負い、歩きながら本を読んでいる姿はとても有名です。

子供たちに今一番見習ってほしいと思う偉人は二宮金次郎です。

金次郎は天命7年(1787年)に小田原市の裕福な農家に生まれました。生まれたときは裕福でしたが、金次郎が幼い時、川の氾濫(はんらん)のため田畑を失いお父さんもお母さんも10代の時亡くなってしまいました。

その後、叔父さんに預けられますが、夜明りをつけて勉強していると、油がもったいないとのことで、明りをつけて勉強することができなくなってしまいました。

しかし金次郎はあきらめることなく、どうすれば叔父さんに迷惑をかけずに勉強できるかを考え、やせた空き地を一生懸命耕し、菜種を育てたのです。そしてその菜種を油と交換して、勉強を続けることができるようになったのです。

しかし、叔父さんは勉強する暇があったら働くように注意しました。
そこであの有名な銅像の姿で、薪を背負って仕事をしながら勉強に励んだのです。

金次郎は寸暇を惜しんで勉強をし、あらゆる工夫をしてお金をため、叔父さんから独立し、実家の再興を24歳で成し遂げ、もとの裕福な家にしました。その実力が噂となり広まり、小田原藩士服部家に財政の建て直しを頼まれ、これも大成功。

生涯にわたって615の村を立て直したそうです。

金次郎はどんな苦難や逆境にあっても、その環境を言い訳にせず、
創意と工夫で道を開いていきました。

そして、常に努力を惜しまず勉強し続けました。

現代の日本は、どんなに貧しくても金次郎ほどの苦労は求められません。そうであるなら、他の人と比べて不満を言うのではなく、どうしたらできるようになるのかを考える人になってほしいと思います。

子供時代の時間がたっぷりある時こそ、しっかり勉強して、将来は多くの人たちの役に立つような人になってほしいと願っています。

ぜひ、二宮金次郎の偉人伝を読んでみましょう。
何度も何度も読んで、折に触れ見習ってみてほしいと思います。
塾にも本がありますから、読んでみてくださいね。

 

子どもを勉強嫌いにしていませんか?

 

先日、ある人から興味深い話を聞きました。
その人は、小学生の時、教育熱心な父親に勉強を見てもらっていた
そうです。

でも、問題ができなかったときに、

「こんな問題も解けないのか」

と頭ごなしに叱られて、勉強嫌いになってしまったとのことでした。
また、こんな話も聞きました。

中学受験をめざす小学生の家庭教師さんのお話ですが、ある日突然
お母さんに反抗し勉強をしなくなってしまったとのこと。

よくよくお子さんに聞いてみると、そのお母さんは1日中子どもに勉強
をさせ、ほとんど自由な時間を与えなかったため、ストレスがたまって
しまっていたようでした。

子どもに勉強ができるようになってほしいと思うのは親心です。
でも、その思いがうまく伝わらない時、子どもは勉強の意欲を失い、
勉強を毛嫌いしてしまうようになってしまいます。

だからといって、何も言わず、ほっておいていいわけではありません。

親としてできることは、追い詰めず、かといってほったらかしにせず、
常にわが子を観察して、勉強に興味を持てるような環境作りや好奇
心に刺激を与えることです。

前述のように、親が子どもの勉強を見てあげるときにはいらいらせず
、じっくりと取り組むことが大切です。

子どもの自尊心を傷つけるような言葉かけを避け、少しづつでもわか
っていくプロセスを喜んであげてほしいと思います。

そして、どこかで少しほめてあげることも忘れないでください。
人はやはりほめられたいものです。
くさされてやる気になる人はいません。
子どもならなおさらです。

ご両親の子どもへのじょうずな接し方、言葉かけのうまさが、
子どものモチベーションをあげ、勉強に向かって努力し続ける
姿勢を作り上げていくのだと思います。

 

子どもをやる気にさせてますか?

 

親子の会話を聞いていると、お母さんは命令口調、子どもは
反抗的。そんなパターンがけっこう多いように思います。

そんな状況下では、子どものやる気を引き出すことはなかなかできな
いでしょう。

まず、子どものことを根本的にどう思っているかということが非常に大
事です。

この子は本当にやりにくい子と思っているか、本当はとても素晴らし
い子と思っているかで、同じ状況であっても、お母さんの言葉や態度
はまったく違ったものになるのです。

そして、当然どちらの言葉をなげかけられたかで、子どものやる気や
能力もどんどん変わっていきます。

たとえば、テストで悪い点をとってきた時はどちらの反応をしますか?

点数だけにこだわり、いきなり

「勉強してないからこんな点をとったのよ」

と子どもを責めてしかりますか?

どんな子どもでも、悪い点数は辛いものです。本当はもっといい点を
とりたかったはずです。

そこのところを理解しているお母さんは、点数より、間違ったところに
注意がいくはずです。

「今回は点数悪くて残念だったね。でもファイト!
あなたなら、やればできる頭をもってるんだから。
今度がんばろう。
でも間違ったところは一緒に見直してみようか」

そのような言い方になるのではないでしょうか。

点数にこだわるお母さんの子どもは、悪い点数のテストをかくしたり、
見せなかったりするようになります。

でも、子どもに自信を持たせやる気にさせるお母さんは、いい点数の
時はとてもほめて、悪い点数の時はそこを問題視せず、間違ったとこ
ろを見直すことに重点を置くのです。

ですから、子どもはどんなに悪い点数でも
「よくなかったから、すごいショックやわ」
と言いながらもテストを親に臆せず見せてくれるのです。

今は世界的に有名になっているナポレオン・ヒル博士は、幼少の頃
みんなから乱暴もので、悪い子どもと思われていたそうです。

でも、母親が亡くなり、新しい継母(けいぼ)が家にやってきた時、
父親が「ヒル家の悪ガキだ」とその継母に紹介した時、彼女は

「そんなことはないわ。彼はヒル家のいちばん賢い子供よ。私たちが
やらなければならないことは、この子の中から素晴らしいものを引き
出してやることですよ」とナポレオンを勇気づけたそうです。

そのような教育はその後ずっと続き、ナポレオンの人格形成に大きく
影響したとのことです。

母親は子どもを素晴らしくできる一番身近な存在です。

子どもに自信をもたせ、その子のよいところを伸ばしてあげる教育を
まずはお母さんがしてあげてほしいと思っています。

 

子どもの話を聞いてあげよう

 

子どもの話をじっくり聞いてあげることはとても大切です。

子どもは学校であったこと、友達とのこと、勉強のことなど特に母親にはいろいろなことを聞いてほしいものです。

子どもの話しに耳を傾け、ただただ聞いてあげるというのは予想以上に難しいものです。

特に、母親はいい子に育てたいと思っているので、自分と価値観が違うと聞いてるだけということができなくなってしまうのです。

「そういう時はこのようにしなさい」とか「そのやり方はよくない」とか、子どもの話をきっかけにして注意をすることになってしまったり、ひどい時には口げんかになったりしてしまうことがあります。

でも、そのような時ががまんのしどころです。
もし、聞くことを忘れて、いらないひと事を不注意に言ってしまったら、
次から子どもは警戒しながら話をするようになってしまいます。

叱られるから、注意されるからと本音で話ができなくなります。

でも、じっくり聞いてあげるだけの場合は、いつでも信頼して話をしてくれるようになるものです。

注意したいことがあっても、親が何も言わずに聞いていると、子ども自身が、よくないことは気づいたり、今度からこうするとか、どんどん前向きの話になっていくことが多いようです。

ただただ聞くということが思っている以上に、素晴らしい結果をもたらすということは真実だと思います。ただ忍耐を要しますが・・・